六甲山の思い出
初めての登る山は六甲山。 山に登ってた会社の先輩達からのお誘いがあり 3 人で六甲山に行くことになりました。
日時とコース
- 日時: 2016.11.12
- コース: 六甲山
- 芦屋川駅 – 高座の滝
- 高座の滝 – 風吹岩
- 風吹岩 – 雨ヶ峠
- 雨ヶ峠 – 六甲山最高峰
- 六甲山最高峰 – 有馬温泉駅
だが計画がおかしい
「山と食欲と私」の世界が自分が知る一般的な登山なので、米は生米から炊くものと思ってました。 米炊くならカレーでしょ!とノリノリになり、荷物が増えていきます。
山で飲むコーヒーはうまいとどこかしらで聞き、当然のようにミルとドリッパーを持っていきます。 専用のケトルもいるな!とひらめき、チタン製のそこそこの価格のケトルを前日に購入しました。そしてまた荷物がまた増えていきます。
このあたりで着替え等いろいろ詰め込むと手持ちのザックで一番デカいサイズ(45L 強くらい)がパンパンになり、めっちゃデカイザックになってました。重い。こいつ重いぞ。
軽い荷物でハイキングしよう!移動の幅が広がって自由だぜ!な、文化に感銘を受けた自分はどこにいったのか。
しかし時既に遅し。前日に気が付き、しかもいろいろと購入してしまっていたのでとりあえずやりたいことを行うために全部持っていくことにしました。
正確に計ってませんが 8-9kg あったと思います。 しかも荷物はほぼ食事に関するもので、山登りの負担を軽減してくれるような装備を一切、所持してません。
以下、持ち物リスト
調理器具
アイテム | 商品名 | 用途 |
---|---|---|
クッカー | LOTUS / ALMIPOT | 炊飯に |
クッカー | 百均の一人用アルミ鍋 | 鍋したあとにカレーで〆るプラン |
ストーブ | AntiGravityGear / Katahdin Stove | 炊飯に |
ストーブ | Esbit / Pocket stove | 同時に調理したいじゃん |
風防 | TOAKS / TITANIUM WINDSCREEN | 風よけ |
皿 | ジップロック® / スクリューロック® | 配膳に |
スプーン | VARGO / Titanium Long-Handle Spoon | カレー食べるのに |
マグカップ | GSI / ホウロウマグカップ | コーヒー飲もうと思って |
ドリッパー | GSI / ウルトラライトジャバドリップ | コーヒー飲もうと思って |
ケトル | GSI / ジーエスアイ エクストリームティーケトル | みんなでコーヒー飲もうと思って |
コーヒーミル | ポーレックス / コーヒーミル | 豆から挽こうと思って |
調理台 | snow peak / オゼン ライト | ちゃんとした調理台はいると思って |
食料
アイテム | 重量 |
---|---|
いろはす | 550g * 2 |
アクエリアス | 550g * 2 |
アクエリアスハンディパック | 300g |
生米 | 200g |
鶏もも肉 | 200g |
白菜 | 適量 |
なべの素 | 2パック |
ザ・カリー | 1パック |
コーヒー豆 | 100g |
アクエリアスハンディパックは冷凍させて保冷剤にしました。
身につけるもの
- ザックは家にあったもの。チェストベルトとか一切ない。
- トレッキングポールなど持っていない。
- インナーは綿 100% の T シャツとほぼ綿の薄手パーカー。
- アウターは THE NORTH FACE のシャカシャカした薄手のやつとパタゴニアの GORE-TEX のシェル。
- パンツは H&M のチノパン。もちろん高機能なタイツなどはいていない。
- シューズはスニーカーで行けるよっていわれたからスニーカーで行った。
- グローブだけモンベルで買っていた。
- 汗拭きには手ぬぐい。
- あとは有馬温泉に行くのが最終目的だったので、下着類とか。
平地に立ってるだけで、すでに疲れを感じてました。
思い出を箇条書き
- 気温が高かったこともあり、初っ端から大量に汗をかきすぎて開始 1 時間でふらふらする。
- 筋肉の回復に アミノバイタル GOLD を先輩からもらった。
- 足がつったかもって言ったら道行くおばさまに 芍薬甘草湯 をもらった。
- トレッキングポールは先輩からお借りした。これはマジで今後必要になると確信する。
- なんとか昼食を取る場所に到着
- 先輩達は米など炊かず、コンビニおにぎり。
- 先輩達は鍋料理などせず、お湯沸かしてカップラーメン。
- コーヒー飲もうと思ったのに水が無くなる。。炊飯。。
- パイセンに昼食はお手軽に済まさないと時間がなくなるよと若干怒られる。 (仕事中は一度も怒られたことないのに!)
- 結果 1 時間半くらいの 昼食タイム。これがあとあと響く。
- 道行くおばさまに秘密の素敵スポットを教えてもらった。
- 先輩に貴重なお水をいただく。
- 先輩に荷物をもっていただく。。
- 両足、股関節が痛すぎて、私はジオングになりたいと発言する。
- 登った分また下りかよ!の連続で六甲山こわいと思う。
- なんとか頂上へ
- しかし頂上に着いた時間が予定していた時刻より 3 時間くらいオーバーしてしまい、乗車を予定していた有馬温泉行きのバスが終わってた。
- 日が落ちて真っ暗の中これがセルフ六甲おろしかと笑っていたら、20 分ほど下れば有馬温泉行きのバスがあるとの情報をおじさんから教えてもらう。
- iPhone を懐中電灯に背後からくる車に向けて照らしながら車道をめっちゃ急ぎで下る。めっちゃこわい。
- まさか登ってすぐ下るとはな!(全部自分が悪い)
- でもちょっとキレイな夜景見れたよ。
- 無事、有馬温泉行きのバスに乗車できたがこれも最終のバスだった。
- 温泉最高
- 三ノ宮に行き、居酒屋へ。一気に都会。
- 無事帰宅
- ネットの登山情報では 5 時間もあれば登頂できると書いてあったが実際 8 時間くらいかかった。インターネットこわい。(全部自分が悪い)
ほんとに時間も体力もなにもかもギリギリだった。
知見
- 脱水対策に ミドリ安全 塩熱サプリ 30g(24粒入り) 等が必要。
- 綿 100% はあかん。汗かくと寒い。化繊のインナーを買う。
- 用途と必要な水の量を計算できないうちは山で炊飯は控える。
- 固形燃料は良い。
- ザックとトレッキングポールと靴はちゃんと揃える。
- 先輩のフレーム入りのザックを背負わしてもらい、ザックの重心が変わって肩の負担が少なく感じこんなに楽なのかと思う。
- 靴底がふにゃふにゃヒネる事ができるスニーカーは辞めておいたほうがいい。
- 道行くおばさまは神
- 日々の運動大事。
- 一つ一つが軽量な物でもたくさん持つと重い(算数)
- 物の重量落とす前に体重落とせ。
次回登るなら
次回はもう少し楽なコースがいいかな。 東おたふく山から有馬温泉に向かうには、風吹岩は逆の方向だけどこのあたりの景色がけっこうよかった。 なのでごはん食べるならまたここに行きたい。
- 東おたふく山 登山口
- 東おたふく山 山頂
- 風吹岩
- 東おたふく山 登山口
- 雨ヶ峠
- 一軒茶屋
- 有馬温泉
あとがき
思い出の欄にも書きましたが、トレッキングポールをお借りしたり途中荷物をもっていただいたり貴重な水をいただいたりと、ほんと先輩方がいないと頂上までいけなかったと思います。
あと水の配分ってむずかしい。まさかあれだけのコーヒーセットを準備して担いでいったのに使うことができないとは。。このお金でいろいろと他の装備購入できたやんとか思いながら登ってました。(コーヒーは先輩が淹れたものをおすそ分けいただけました。うまかった)
調理器具の量がおかしいし、なにより持ち物の優先順位がおかしい。昼食もカップラーメンにしたらもっと荷物減らせそう。
でもほんとにツライと思いながら登ってましたが、途中いい景色見れたり最後の居酒屋でいろいろイジられたりと普段とは違う経験ができました。
というわけで、この山登りから得られた反省と経験を踏まえいろいろと装備品を新たに購入したので、 次回は山道具 再考とか書こうと思います。
書きました↓
山に持っていく持ち物を考える